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Rated Disc Battle

ディスクレビュー

エントリー

  • 2016/01/05

Split / TERROR SQUAD / SWARRRM

Split / TERROR SQUAD / SWARRRM
発売日
発売中
レーベル
BREAK THE RECORDS
関連URL
http://breaktherecords.main.jp/

東京のTERROR SQUAD、神戸のSWARRRMにスプリット7"EP。
どちらも10年を軽く超えるキャリアを持つ両者のスプリット。
これはとんでもない作品じゃないかと思う。
もう昨年末からヘヴィーローテーション状態。
TERROR WQUADの1stアルバムは名盤と思うが、それを超えるTERROR SWADの最高傑作の1曲じゃないかと思う。
元々スラッシュが基盤のバンドだが、もうこのバンドがこの曲で作る世界はスラッシュどころかメタルの範疇で語るのも間違っているとさえ感じさせる。それほどの独特でこのバンドにしかない世界を作り上げている。
この1曲には多くの要素と速さが交錯しているがその全てが高次元で1曲に結実している。日本語中心の歌詞がこれほどどこのバンドにはまるとは思わなかったけど、このヴォーカルがこの曲に独特の世界観を産み出しているのは間違いないと思う。
これはアルバムで今のTERROR SQWADを聞きたいと強く思わせる。
とTERROR SQWADを先に聞きながらこれを書いたが、SWARRRMもまたとんでもない作品を作ったなと思わされる。
もう正直言えば凄すぎて途中で恐ろしささえ感じさせる。
アルバム[FLOWER」では独自の日本語歌詞の世界は見事なまでにSWARRRMの非メタル、非王道の音楽にはまっていると感じたが、この作品の2曲は明確にその作品から飛躍しているのを感じさせる。
司の声はもはや凄すぎて正直途中で息苦しさ、もっと言えば気持ち悪さまで感じさせるほどに凄まじい。
絶対こんなヴォーカル世界中で探してもそうは見つかんないと思う。
どっちのバンドも独自の日本語歌詞がもの凄い世界観を作っているが、NEPENTHESの根岸を含めて割と年齢の近いヴォーカリストが皆日本語歌詞になるのには何か因果関係があるんだろうか?キャリアを積んだ日本人のヴォーカルはそういう境地に至るもんなんなんだろうか? 
どちらのバンドも過去の作品でもベストと言っても差し替えない作品が提供されたこの組み合わせはシングルではもったいないと思わせる程に濃厚。これは傑作でしょう。 とこれ書き終わってもまた聞き始めてしまった。
しばらくは毎日聞き続ける事は間違いない。
両者共に凄いを超えてよはや、やばい世界に突入している!!

text by Jumbo